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その他の感染症

著者:院長 福地裕三(国内外の公的情報を踏まえて作成)

このページでは、当院でご相談いただくことがあるその他の感染症についてまとめています。

HTLV-1、エキノコックス、毛じらみ、エムポックス(mpox)など、性感染症外来でも相談されることがある感染症を中心に、当院でできる検査・診察・情報提供を整理しています。

このページで確認できる感染症

  • HTLV-1:採血で検査可能
  • エキノコックス:採血で検査可能
  • 毛じらみ:視診で確認・治療相談が可能
  • エムポックス(mpox):当院では検査非対応、情報提供・受診先相談

気になる感染症がある場合は、下記の各項目から詳細ページをご確認ください。

HTLV-1

母子感染や性行為で感染することがあるウイルスです。採血で抗体検査を行います。

HTLV-1の詳細を見る

エキノコックス

主に動物由来の感染症です。人から人へうつる感染症ではありません。採血で検査可能です。

エキノコックスの詳細を見る

毛じらみ

陰毛部のかゆみや虫卵の付着で気づくことがあります。当院では視診で確認します。

毛じらみの詳細を見る

エムポックス(mpox)

発熱や発疹で相談されることがあります。当院では検査非対応ですが、受診先の相談が可能です。

エムポックスの詳細を見る

その他の感染症の検査や相談

当院で対応できる内容は、感染症ごとに異なります。

感染症 当院での対応 主な確認方法 詳細ページ
HTLV-1 検査可能 採血による抗体検査。必要に応じて確認検査をご案内します。 詳細を見る
エキノコックス 検査可能 採血による検査。人から人へうつる感染症ではありません。 詳細を見る
毛じらみ 診察・相談可能 視診で虫体や卵を確認します。必要に応じて市販薬での治療をご案内します。 詳細を見る
エムポックス(mpox) 情報提供・受診先相談 当院では検査非対応です。疑わしい場合は、検査可能な医療機関や保健所ルートをご案内します。 詳細を見る

迷う場合は、来院前に状況(心当たり、日数、症状の有無)を整理していただくとご案内がスムーズです。お問い合わせ・ご相談

HTLV-1

HTLV-1は、成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)などと関連することがあるウイルスです。

感染経路としては、母子感染、性行為、血液を介した感染などが知られています。

当院では、採血によるHTLV-1抗体検査を行っています。

まず抗体検査でスクリーニングを行い、結果や状況に応じて、必要な確認検査をご案内します。

HTLV-1検査を検討される方

  • パートナーや家族の感染が分かり、自分も心配な方
  • 妊娠前・妊活前に確認しておきたい方
  • 過去の感染リスクが気になっている方

HTLV-1の検査について詳しく見る

エキノコックス

エキノコックスは、主にキツネや犬などの動物を介して感染する寄生虫感染症です。

人から人へうつる感染症ではありません。 そのため、「家族にうつしてしまうのでは」と過度に心配しすぎる必要はありません。

一方で、感染してから長い時間をかけて肝臓などに病変をつくることがあるため、心当たりがある場合は検査で確認することがあります。

エキノコックス検査を検討される方

  • 北海道など流行地域での生活歴・滞在歴がある方
  • キツネや犬などとの接触、水や山菜などの摂取歴が気になる方
  • 健康診断や画像検査で肝臓の異常を指摘され、不安がある方

当院では、採血によるエキノコックス検査に対応しています。

エキノコックス検査について詳しく見る

毛じらみ

毛じらみは、陰毛などに寄生する小さな虫による感染症です。

強いかゆみや、陰毛に白っぽい卵のようなものが付着していることで気づくことがあります。

当院では、視診で虫体や卵の有無を確認します。

治療は、必要に応じて市販のスミスリンLなどの使用をご案内しています。

治療とあわせて大切なこと

  • 直近で使用した下着、タオル、寝具を洗濯する
  • 可能であれば高温乾燥まで行う
  • 性的接触のあった相手にも、症状がないか確認を促す

診察のみの場合は、医療相談料がかかります。

毛じらみについて詳しく見る

エムポックス(mpox)

エムポックス(mpox)は、発熱、リンパ節の腫れ、発疹や水ぶくれのような皮膚症状で相談されることがある感染症です。

性感染症外来でも、「性行為後に発疹が出た」「水ぶくれのような症状がある」といった形で相談されることがあります。

ただし、当院ではエムポックスの検査には対応していません。

疑わしい症状がある場合は、事前にご相談いただいたうえで、発疹を採取できる医療機関や保健所ルートをご案内します。

このような場合は事前にご連絡ください

  • 発熱やリンパ節の腫れがある
  • 水ぶくれ、ただれ、かさぶたのような発疹がある
  • エムポックスと診断された方との接触がある
  • 性行為後に、今までにない発疹が出てきた

エムポックスについて詳しく見る

どの検査を受ければよいか分からない方へ

感染症によって、当院で検査できるもの、診察や視診で確認するもの、検査対応施設をご案内するものがあります。

心当たりや症状を確認したうえで、必要な検査や受診先をご案内します。迷う場合は、まず事前Web問診から状況をお知らせください。

よくあるご質問

Q. このページでは、どんな感染症の検査や相談を案内していますか?

A. 当院で対応している「その他の感染症」として、HTLV-1、エキノコックス、毛じらみ、エムポックス(mpox)についてご案内しています。HTLV-1とエキノコックスは採血検査、毛じらみは視診による確認、エムポックスは情報提供や受診先のご相談が中心です。

Q. HTLV-1は当院で検査できますか?

A. はい、採血で検査できます。まず抗体検査でスクリーニングし、結果や状況に応じて確認検査をご案内します。心当たりからの日数や他院での検査結果がある場合は、受診時にご相談ください。

Q. HTLV-1の結果はどれくらいで分かりますか?

A. 目安として、抗体検査は採血後1〜2日程度です。確認検査が必要な場合は、検査内容によって結果判明までの日数が変わります。

Q. エキノコックスは家族にうつりますか?

A. いいえ。エキノコックスは、日常生活で人から人へ直接うつる感染症ではありません。ご家族に感染させるのではと不安になる方もいますが、その点はまず落ち着いて大丈夫です。

Q. エキノコックス抗体検査だけで確定診断できますか?

A. いいえ。抗体検査はスクリーニングとして行う検査です。陽性または疑陽性の場合は、腹部エコー、CT、MRIなどの画像検査を含めて、状況に応じた精密検査をご案内します。

Q. 毛じらみ(ケジラミ)は当院で検査できますか?

A. 毛じらみは採血や尿検査ではなく、視診で確認します。陰部のかゆみ、毛に付着した白い卵、虫体などが手がかりになります。診察のみの場合は医療相談料がかかります。

Q. 毛じらみの治療はどうなりますか?

A. 当院では、毛じらみは視診で確認し、治療は市販のスミスリンLなどをご案内しています。処方薬のご案内ではなく、診断と治療方法の説明が中心です。

Q. 毛じらみは下着や寝具からもうつりますか?

A. 主に性的接触を含む近い体の接触でうつることが多いですが、衣類、寝具、タオルなどを介して広がることもあります。再感染を防ぐため、直近で使用した下着、タオル、寝具の洗濯や、性的接触のあった相手への確認も大切です。

Q. エムポックス(mpox)が心配です。当院で検査できますか?

A. 当院ではエムポックスの検査は行っていません。発熱、リンパ節の腫れ、水ぶくれやかさぶたのような発疹があり心当たりがある場合は、事前にご相談ください。状況に応じて、検査可能な医療機関や保健所ルートをご案内します。

Q. 検査ではなく、相談だけでも可能ですか?

A. はい、可能です。感染症によって、当院で検査できるもの、診察で確認するもの、検査対応施設をご案内するものがあります。渡航歴、滞在歴、接触状況、心当たりの日数、症状の有無を整理しておくと、ご案内がよりスムーズです。

Q. どの感染症のページを見ればよいか迷う場合はどうすればよいですか?

A. 迷う場合は、まずこのページの一覧から、気になる感染症の詳細ページをご確認ください。症状や心当たりが複数ある場合は、事前Web問診やお問い合わせで状況をお知らせいただくと、必要な検査や受診先をご案内しやすくなります。

(最新の知見に基づく最終更新日:2026年4月28日)

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