ED
著者:院長 福地裕三(日本泌尿器科学会ガイドライン準拠)
ED治療をご検討中の方へ
ED治療薬にはいくつか種類があり、効き始めるまでの時間、持続時間、食事の影響、価格が異なります。当院では、症状やライフスタイル、ご希望に合わせてお薬をご案内しています。
| 薬剤 | 特徴 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| シルデナフィル (バイアグラ系) |
まずは標準的なお薬から試したい方に向いています。脂っこい食事の後は効き始めが遅れることがあります。 | 800円〜 |
| バルデナフィル (レビトラ系) |
比較的早めの立ち上がりを重視したい方に向いています。高脂肪食では効き始めが遅れることがあります。 | 1,400円〜 |
| タダラフィル (シアリス系) |
食事の影響を受けにくく、時間に追われず自然なタイミングで使いたい方に向いています。 | 1,500円〜 |
料金の目安
・バイアグラ ジェネリック 50mg:800円
・レビトラ ジェネリック 10mg/20mg:1,400円 / 1,600円
・シアリス ジェネリック 10mg/20mg:1,500円 / 1,600円
オンライン診療にも対応
オンライン診療(全国配送)にも対応しています。合計1万円以上で送料無料となります。ご来院が難しい方もご相談ください。
服用できない方や注意が必要な方
・硝酸薬(ニトログリセリン等)、NO供与薬、リオシグアトを使用中の方は服用できません。
・心臓病などで性行為自体が負担と指摘されている方はご相談ください。
・降圧薬、前立腺のお薬(α遮断薬)を服用中の方は、相互作用に配慮が必要です。
新橋での対面診療やオンライン診療の両方に対応しています。
EDとは
EDは Erectile Dysfunction の略で、日本語では「勃起不全」と呼ばれます。
十分に陰茎の硬さを得られない、または勃起を維持できない状態を指します。
EDは、20代の若年層から高齢者まで、幅広い年代にみられる症状です。
かつては治療が難しいとされていましたが、現在ではバイアグラをはじめとする複数のED治療薬が開発及び使用されています。
治療薬
ED治療薬には3種類があり、それぞれに異なる特徴があります。
バイアグラ
バイアグラは、世界で最初に開発されたED治療薬であり、最も長い歴史を持つ薬です。
1998年にアメリカのファイザー社から発売され、翌年の1999年に日本でも承認及び販売されました。
その後、2014年に特許が切れたことを受けて、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が登場しています。
レビトラ
レビトラは、2003年にドイツのバイエル社によって開発され、翌年の2004年に日本でも承認されました。
2020年に特許が切れたことを受けて、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が登場しています。
また、レビトラはバイアグラに比べて食事の影響を受けにくいという特徴があります。
シアリス
シアリスは、2003年にアメリカのイーライリリー社によって開発され、2007年に日本でも承認されました。
2020年に特許が切れたことを受けて、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が登場しています。
シアリスの特徴は、作用時間が長く、食事の影響をほとんど受けない点にあります。
ED治療薬の比較表(当院で取り扱いのある3剤)
ED治療薬を選ぶ際は、単に有名な薬を選ぶのではなく、効き目の出方、持続時間、食事の影響、副作用の出やすさ、費用まで比較することが大切です。当院では、バイアグラ系、レビトラ系、シアリス系それぞれの特徴を踏まえてご案内しています。まずは以下の比較表で、ご自身に合いやすいED治療薬の違いをご確認ください。
ED治療薬は、性的刺激によって起こる勃起の仕組みをサポートするお薬です。催淫剤(性欲増進剤)ではなく、性的刺激があって初めて効果が出ます。
| 薬剤 | 服用タイミングの目安 | 特徴 | 向いている方 | 食事の影響 |
|---|---|---|---|---|
| シルデナフィル (バイアグラ) |
性行為の約1時間前 | 標準的なお薬として広く使われています。1日1回まで使用できます。 | まずは標準的なお薬から試したい方 | 脂っこい食事のあとでは、効き始めが遅れることがあります。 |
| バルデナフィル (レビトラ系) |
性行為の約30〜60分前 | 比較的早めの立ち上がりが期待されるお薬です。1日1回まで使用できます。 | 比較的早めの効き始めを重視したい方 | 食事の影響は比較的少ないとされますが、高脂肪食では遅れることがあります。 |
| タダラフィル (シアリス) |
性行為の1時間以上前 | 最大36時間まで有効性が認められており、時間に追われにくいお薬です。 | 自然なタイミングで過ごしたい方 | 食事の影響を受けにくいとされています。 |
当院で取り扱いのあるED治療薬と料金
| 薬剤 | 用量 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| バイアグラ | 50mg | 1,500円 |
| バイアグラ ジェネリック | 50mg | 800円 |
| レビトラ(製造中止) | 10mg・20mg | 1,500円・1,800円 |
| レビトラ ジェネリック | 10mg・20mg | 1,400円・1,600円 |
| シアリス | 10mg・20mg | 1,700円・1,800円 |
| シアリス ジェネリック | 10mg・20mg | 1,500円・1,600円 |
※ いずれのお薬も1日1回までです。
※ 効果の感じ方には個人差があります。
※ 服用中のお薬や持病によっては使用できない場合があります。診察時に必ずご相談ください。
※ 合計1万円以上で送料無料、指定住所へ郵送
原因について
EDの原因には、さまざまな要因が関わっています。
主な原因は、器質性・心因性・薬剤性の3つに分類されます。
1つの要因だけで起こる場合もあれば、複数の要因が重なって発症することもあります。
器質性ED
器質性EDとは、神経や血管などの身体的な障害によって引き起こされるものを指します。
神経が損傷すると、陰茎への信号が伝わりにくくなり、勃起が十分に起こらなくなることがあります。
神経系の異常を引き起こす疾患としては、糖尿病・パーキンソン病・脳出血・脊髄損傷などが挙げられます。
心因性ED
心因性EDは、精神的なストレスや過去の性交の失敗によるトラウマなど、心理的要因が関与して起こるEDです。
精神的なストレスは性交に限らず、仕事や家庭、人間関係などの日常的なストレスも原因となります。
また性交へのプレッシャーや緊張感が強くなることで、ストレス反応が起こり、勃起が妨げられることもあります。
このタイプのEDは、20代などの若年層にもよく見られる症状です。
また、30代・40代といったストレスを受けやすい世代にも多くみられます。
さらに、うつ病や不安障害などの精神疾患が関係している場合もあります。
薬剤性ED
服用している薬が原因で、EDを引き起こすことがあります。
たとえば、血圧を下げる降圧薬・睡眠薬・抗うつ薬・向精神薬などは、勃起機能に影響を及ぼす可能性があります。
その場合は、主治医に相談したうえで薬剤の変更や中止を検討することで、EDが改善することもあります。
複合型ED
これまでに述べた器質性・心因性・薬剤性の要因が、複合的に関係している場合もあります。
たとえば、加齢に伴う動脈硬化・日常的なストレス・降圧薬の服用など、複数の要因が重なってEDを引き起こすことがあります。
効果を引き出すためのポイント(効かないを減らすコツ)
- 1日1回まで、次の内服までは24時間以上あけてください。
- 性的刺激が必要です(服用しただけでは勃起しません)。
- シルデナフィルは、食後すぐ(特に脂っこい食事の後)だと効き始めが遅れることがあります。
- 飲酒は適量であれば大きな問題にならないこともありますが、飲み過ぎは勃起を妨げることがあります。
当院でよくある効かなかった理由
- 内服のタイミングが早すぎるや遅すぎる
- 食事(特に脂っこい食事)の直後に内服した
- 飲酒量が多かった
- 性行為に対する緊張や不安が強い
- 基礎疾患(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)や服用薬の影響が大きい
効果が不十分な場合は、自己判断で増量や併用はせず、受診時に状況をお聞かせください。お薬の種類変更や用量調整など、医師が安全に検討します。
服用できない方(重要)、注意が必要な方
ED治療薬は安全性が高い薬剤ですが、併用できない薬があります。 特に下記に該当する方は、必ず受診時にお申し出ください。
- 硝酸薬(ニトログリセリン等)、またはNO供与薬(いわゆるポッパーを含む)を使用中の方
- リオシグアト(sGC刺激薬)を使用中の方
- 心臓病などで性行為自体が負担と指摘されている方
- 降圧薬、前立腺のお薬(α遮断薬)などを内服中の方(相互作用に配慮が必要です)
副作用と受診の目安
よくみられる副作用として、頭痛、ほてり、鼻づまり、胃部不快感、めまいなどがあります。多くは一時的です。
- 勃起が4時間以上続く(痛みの有無にかかわらず)
- 急な視力低下や視力喪失、または急な聴力低下や耳鳴り
- 胸痛、強い動悸、失神など
上記のような症状がある場合は、内服を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
個人輸入やネット購入(偽造薬)にご注意ください
個人輸入やインターネットで購入したED治療薬は、偽造品や成分不明の製品が含まれる可能性が指摘されています。 安全のため、医師の診察のもとで適切な薬剤を選択し、用法や用量を守ってご使用ください。
EDは体のサインのこともあります
EDは加齢やストレスだけでなく、糖尿病、高血圧、脂質異常症など、血管の状態と関係することがあります。 必要に応じて、背景疾患の確認や生活習慣の見直しも含めてご提案します。
よくあるご質問
Q. いつ飲めばよいですか?
A. 目安として、シルデナフィルは性行為の約1時間前、バルデナフィルは約30〜60分前、タダラフィルは1時間以上前の内服が推奨されます。なお、ED治療薬は性的刺激があって初めて効果が出るお薬で、服用しただけで自動的に勃起するものではありません。
Q. 食事の影響はありますか?
A. シルデナフィルは脂っこい食事の後だと効き始めが遅れることがあります。バルデナフィルも比較的少ないとはされますが、高脂肪食では遅れることがあります。タダラフィルは食事の影響を受けにくいとされています。
Q. お酒を飲んでも大丈夫ですか?
A. 少量であれば大きな問題にならないこともありますが、飲み過ぎは勃起を妨げたり、めまいなどの副作用が出やすくなったりすることがあります。体調や飲酒量に不安がある場合はご相談ください。
Q. 硝酸薬(ニトロ)を使っています。飲めますか?
A. 硝酸薬、NO供与薬、リオシグアトを使用中の方は、ED治療薬を使うことができません。併用により血圧が危険に下がるおそれがあるためです。
Q. 効果が弱い(効かない)ときはどうしたらよいですか?
A. タイミング、食事、飲酒、緊張、性的刺激の有無などで効果の感じ方は変わります。また、ED治療薬は1日1回までで、次の内服までは24時間以上あける必要があります。自己判断で増量や併用はせず、状況を伺ったうえで薬剤変更や用量調整を検討します。
Q. 勃起が4時間以上続いたらどうすればよいですか?
A. 速やかに医療機関を受診してください。処置が遅れると、勃起機能に影響することがあります。
Q. 視力・聴力に異常が出た場合は?
A. 内服を中止し、速やかに医療機関(眼科や耳鼻科等)を受診してください。急な視力低下、視力喪失、急な聴力低下、耳鳴りなどは受診の目安です。
Q. 個人輸入の薬は安いですが問題ありませんか?
A. おすすめできません。個人輸入やインターネットで購入したED治療薬には、偽造品や成分不明の製品が含まれる可能性が指摘されています。安全のため、医師の管理下での処方をご検討ください。
Q. 初めてED治療薬を使う場合、どれを選べばよいですか?
A. どのお薬が合うかは、効き始めの早さ、持続時間、食事の影響で変わります。一般的に、まずは標準的なお薬から試したい方にはシルデナフィル、比較的早めの立ち上がりを重視したい方にはバルデナフィル、食事の影響を受けにくく自然なタイミングで使いたい方にはタダラフィルが選択肢になります。当院では、症状やライフスタイル、ご希望の使い方を伺ったうえでご案内しています。
Q. 血圧の薬や前立腺の薬を飲んでいても、ED治療薬は使えますか?
A. 使用できる場合もありますが、併用薬によっては注意が必要です。特に、硝酸薬、NO供与薬、リオシグアトは併用できません。降圧薬や前立腺のお薬(α遮断薬)を服用中の方では、血圧が下がりやすくなることがあるため、診察時に確認が必要です。
Q. 心筋梗塞や脳梗塞の既往があっても、ED治療薬は使えますか?
A. 病状や時期によっては使用できないことがあります。特に、最近の心筋梗塞、脳梗塞、脳出血の既往がある方や、性行為そのものが心臓に負担になると考えられる方では、ED治療薬が適さない場合があります。既往歴がある方は、自己判断せず診察時にご相談ください。
Q. オンライン診療でもED治療薬は処方してもらえますか?
A. はい、オンライン診療で処方できる場合があります。現在の症状、既往歴、服用中のお薬、血圧や心臓の病気の有無などを確認し、医師が安全に使用できると判断した場合にご案内します。対面診療や追加確認が望ましい場合は、オンラインだけで処方できないこともあります。
Q. ED治療薬は性欲がなくても効きますか?
A. いいえ。ED治療薬は、性的刺激によって起こる勃起の仕組みをサポートするお薬で、性欲増進剤(催淫剤)ではありません。性的刺激がない状態では、十分な効果を感じにくいことがあります。
EDは一人で悩まず、まずはご相談ください
EDは年齢だけが原因ではなく、疲労、ストレス、生活習慣、持病、お薬の影響など、さまざまな要因が関係します。 「まだ受診するほどではないかも」「どの薬を選べばよいかわからない」と感じる段階でも、ご相談いただくことで、ご自身に合った治療の選択肢が見つかることがあります。
当院では、症状やご希望、服用中のお薬などを確認したうえで、無理のない範囲でED治療薬をご案内しています。 ご来院での診療に加えて、オンライン診療にも対応しておりますので、受診のしやすい方法をご利用ください。
ご来院やオンライン診療のどちらにも対応しています。
注意事項
未承認医薬品等:本診療科目に用いる一部の薬剤は、国内未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
入手経路等:当クリニックが本治療に用いる海外製の医薬品やワクチン等は厚生局の正式なプロセスを経て、クリニック所属の医師の判断の下、個人輸入をしたものになります。
国内の承認医薬品等の有無:国内でも同一の成分を含む医薬品は厚生労働省により承認されていますが、当院では主に価格や入手の安定性を考慮して、患者様にご説明の上で海外製品を処方する場合がございます。
諸外国における安全性等に係る情報:諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。
(最新の知見に基づく最終更新日:2026年3月31日)

