低用量ピル
著者:院長 福地裕三(日本産科婦人科学会ガイドライン準拠)
低用量ピルが気になっていても、内診が必要なのか、自分でも飲めるのか、料金はどれくらいかと不安に感じる方は少なくありません。
当院では、低用量ピルを始めたい方に向けて、内診なしで問診を中心に安全性を確認し、処方を行っております。
当院の低用量ピル処方
- 内診なしでご相談いただけます
- オンライン診療にも対応しています
- 低用量ピルは1シート2,500円(税込)です
- 生理開始から5日以内に開始しやすいお薬です
- 避妊だけでなく、生理痛・PMS・月経不順の改善目的でも使われます
まずはピルについて知ってから始めたい、自分に向いているか確認したいという方にも分かりやすいよう、低用量ピルの基本からご案内します。
低用量ピルとは
低用量ピルは、女性ホルモンを含むお薬を毎日1回内服することで、排卵を抑え、妊娠しにくい状態をつくるお薬です。
避妊目的で使われることが多い一方で、生理痛、PMS(月経前症候群)、月経不順、過多月経などの改善を目的に使われることもあります。
正しく内服できれば避妊効果は高く、毎月の月経にまつわるつらさを軽くしたい方にも選ばれている治療の一つです。
避妊効果は非常に高い一方、飲み忘れなどがあると効果は下がります。一般的な使用では年間4〜7%程度が妊娠し、正しく内服できた場合は1%未満とされています。
また、生理痛の軽減や肌荒れの改善にも効果があるとされています。
避妊には、ピルのほかにも避妊手術や子宮内避妊具(IUD)など、さまざまな方法があります。
効果・効能
避妊のほか、月経困難症、子宮内膜症、月経前症候群(PMS)、生理痛、生理不順、ニキビなどの症状改善に用いられます。加えて、卵巣がんや子宮体がんのリスクを下げることが報告されています。
こんな方に低用量ピルがおすすめです
- 確実な避妊方法を選びたい方
- 生理痛が強く、毎月仕事や日常生活に支障が出ている方
- PMS(月経前症候群)のイライラや気分の落ち込みでお悩みの方
- 生理不順で、いつ生理が来るか分からず困っている方
- 旅行や仕事の予定に合わせて、生理日をある程度コントロールしたい方
- ニキビ・肌荒れが生理前後に悪化しやすい方
低用量ピルは、単なる避妊薬ではなく、生理を軽くする、リズムを整える、といった 体調管理の面でも役立つお薬です。
ご自身にとってのメリット・デメリットを一緒に確認しながら、無理のない使い方をご提案します。
低用量ピルを始める前に確認したいこと
低用量ピルは多くの方に使われていますが、すべての方に同じように処方できるわけではありません。
安全に内服していただくため、当院では事前に問診で体質や既往歴を確認しています。
慎重に検討することがある方
- 血栓症の既往がある方
- 35歳以上で喫煙習慣のある方
- 前兆のある片頭痛がある方
- 高血圧、心疾患、肝機能障害などの持病がある方
- 現在服用中のお薬との飲み合わせが気になる方
自分が飲めるか分からないという段階でも問題ありません。問診内容をもとに、低用量ピルが向いているかどうかを一緒に確認していきます。
飲み方
1日1回、決まった時間に服用することで、飲み忘れを防ぐことができます。
就寝前に服用される方が多い傾向があります。
生理開始から5日以内に飲み始めた場合は、その日から避妊効果が期待できます。生理開始から6日以降に開始する場合は、最初の7日間はコンドームなどの併用が必要です。
※ 当院では内診は行わず、問診をもとに安全性を確認したうえで処方します。
料金
当院で処方している低用量ピルの料金は下記のとおりです。
| 項目 | 内容 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| ファボワール | 1シート | 2,500円 |
| ラベルフィーユ | 1シート | 2,500円 |
処方するお薬は、問診内容やご希望をふまえてご案内いたします。
※ 送料無料、指定住所へ郵送
当院で低用量ピルを処方する際の流れ
- ① 問診票のご記入
持病や現在服用中のお薬、喫煙状況などをお伺いします。 - ② 院長による診察やご相談
気になる症状やライフスタイルを踏まえて、低用量ピルが適しているかどうか、 どのタイプが良いかをご相談します。 - ③ ピルの選択や処方
副作用の出方や、これまでの経過も考慮しながら、お薬を選びます。初めての方には、 服用開始日や飲み忘れ時の対応なども丁寧にご説明します。 - ④ 定期的なフォロー
体調の変化や副作用の有無を確認しながら、継続の可否やピルの種類の変更などを検討します。 ご希望がある場合は、血液検査も行います。
当院は予約不要で受診いただけるほか、オンライン診療(全国配送)にも対応しています。
忙しい方や遠方の方も、通院とオンライン診療を組み合わせて無理なく続けることが可能です。
低用量ピルと性感染症(性病)について
低用量ピルは妊娠を防ぐお薬であり、性感染症(性病)を防ぐ効果はありません。
クラミジアや淋病、梅毒、HIVなどの感染予防には、コンドームの使用が重要です。
とくに、
- パートナーが複数いる方
- 新しいパートナーとの性行為がある方
- 過去に性感染症にかかったことがある方
は、低用量ピルとあわせてコンドームの併用をおすすめします。
不安な接触があった場合には、「性感染症(性病)について」のページも参考に、 早めの検査をご検討ください。
副作用について
低用量ピルは比較的長く使われているお薬ですが、飲み始めの時期には体が慣れるまで軽い副作用が出ることがあります。
よくみられる副作用
- 吐き気
- 頭痛
- 乳房の張り
- だるさ
- 不正出血
これらは飲み始めの時期にみられ、数か月以内に落ち着くことも多いです。
一方で、低用量ピルでは血栓症に注意が必要です。頻度は高くありませんが、安全に内服していただくため、既往歴や体質の確認が重要です。
強い胸痛、息苦しさ、片足の強い腫れや痛み、突然の激しい頭痛などがある場合は、内服を続けず早めに医療機関へご相談ください。
診察時に、これまでのご病気や服用中のお薬について詳しくうかがい、
日本産科婦人科学会などのガイドラインを参考にしながら、安全性を確認したうえで処方いたします。 ピルを飲んで大丈夫か不安、という方も、まずはご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q.初めてでも、まずは相談だけで受診できますか?
A.はい、可能です。低用量ピルを始めるか迷っている段階でもご相談いただけます。問診をもとに、ピルが向いているかどうか、どのお薬が合いそうかをご案内いたします。
Q.内診は必要ですか?
A.当院では、低用量ピルの処方にあたって内診は行っておりません。 問診を中心に、安全に内服できるかどうかを確認しております。
Q.低用量ピルは何のために飲むお薬ですか?
A.主な目的は避妊ですが、それだけではありません。生理痛、PMS(月経前症候群)、月経不順、過多月経、肌荒れなどの改善を目的に使われることもあります。
Q.いつから飲み始めればいいですか?
A.一般には、生理開始から5日以内に飲み始めると開始しやすいです。この時期に開始した場合は、その日から避妊効果が期待しやすくなります。生理開始6日目以降に始める場合は、最初の7日間はコンドームの併用をおすすめしています。
Q.自分が低用量ピルを飲めるか分かりません。
A.ご自身で判断できなくても問題ありません。当院では問診で体質や既往歴、現在服用中のお薬などを確認し、低用量ピルが向いているかどうかを一緒に確認していきます。
Q.低用量ピルが向かないことがあるのはどのような方ですか?
A.血栓症の既往がある方、35歳以上で喫煙習慣がある方、前兆のある片頭痛がある方、高血圧や心疾患、肝機能障害などの持病がある方では、慎重な判断が必要になることがあります。
Q.副作用はありますか?
A.飲み始めの時期には、吐き気、頭痛、乳房の張り、だるさ、不正出血などがみられることがあります。多くは体が慣れるにつれて、数か月以内に落ち着くことが多いです。
Q.血栓症が心配です。どのような症状に注意すればいいですか?
A.頻度は高くありませんが、低用量ピルでは血栓症に注意が必要です。強い胸の痛み、息苦しさ、片足の強い腫れや痛み、突然の激しい頭痛などがある場合は、内服を中止して早めに医療機関へご相談ください。
Q.オンライン診療でも処方できますか?
A.はい、対応しております。通院が難しい方や、まずは自宅から相談したい方にもご利用いただけます。
Q.料金はいくらですか?
A.当院では、ファボワール、ラベルフィーユともに、1シート2,500円(税込)です。問診内容やご希望をふまえてご案内いたします。
Q.飲み忘れた場合はどうすればいいですか?
A.飲み忘れに気づいた時点で、できるだけ早く1錠をお飲みください。その後は通常どおり続けます。飲み忘れのタイミングによっては避妊効果が下がることがあるため、不安な場合はコンドームを併用し、ご相談ください。
Q.低用量ピルで性病も予防できますか?
A.いいえ、低用量ピルは避妊目的のお薬であり、性感染症の予防効果はありません。 性感染症の予防にはコンドームの使用が大切です。
注意事項
未承認医薬品等:本診療科目に用いる一部の薬剤は、国内未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
入手経路等:当クリニックが本治療に用いる海外製の医薬品やワクチン等は厚生局の正式なプロセスを経て、クリニック所属の医師の判断の下、個人輸入をしたものになります。
国内の承認医薬品等の有無:国内でも同一の成分を含む医薬品は厚生労働省により承認されていますが、当院では主に価格や入手の安定性を考慮して、患者様にご説明の上で海外製品を処方する場合がございます。
諸外国における安全性等に係る情報:諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。
(最新の知見に基づく最終更新日:2026年4月15日)

