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男性不妊検査外来

著者:院長 福地裕三(日本泌尿器科学会ガイドライン準拠)

当院でできること(料金や結果日数)

当院では、男性不妊のまず最初の整理として、精液検査(精液量・精子数・奇形率)を行っています。

また、性欲低下、勃起機能の悩み、精液所見の異常などがある場合には、必要に応じて男性ホルモン検査(4項目)を追加でご案内します。

  • 精液検査:5,500円(税込)
    測定項目:精液量、精子数(濃度、総数)、奇形率(形態)
  • 男性ホルモン検査セット:22,000円(税込)
    項目:プロラクチン、LH、FSH、テストステロン
  • 結果判明:検体提出後 2〜3日程度(目安)/Webで確認可能
  • 提出:精液はご自宅で採取し、当日中できるだけ早くご持参ください

※ 採取容器は院内でお渡しします。
※ 当院の精液検査は外部委託のため、運動率は測定していません
※ 運動率を含めた詳しい評価や、不妊全般のご相談は、不妊専門クリニックでの受診をおすすめしています。

料金一覧:メニュー・料金 / 診療時間:診療時間 / アクセス:アクセス

当院の男性不妊検査の位置づけ

  • 当院の男性不妊検査は、まず手始めに精液量・精子数・奇形率を確認したい方向けです。
  • 精液検査は5,500円(税込)、検体をご提出いただいてから2〜3日でWeb結果をご確認いただけます。
  • 当院の委託検査では運動率は測定していません
  • 運動率を含めた詳しい評価や、不妊全般のご相談は、不妊専門クリニックの受診をおすすめしています。

不妊の原因は男女どちらにもあります。

まずは入口としての検査から

妊活が長引くと、何から調べればいいのか分からないという方も少なくありません。

当院では、まず手始めに精液量・精子数・奇形率を確認する精液検査をご案内しています。より詳しい評価や不妊治療の方針相談は、不妊専門クリニックでの受診をご検討ください。

一般に1年妊活しても妊娠に至らない場合(女性が35歳以上は6か月)は、早めの検査が推奨されます。検査で原因が見つかると、治療の近道になります。まずは基本検査から始めましょう。

男性不妊症とは

不妊症の原因は、約半数が男性側にもあることが分かってきています。

そのため、女性だけが検査や治療を行っていても、なかなか妊娠には至らないことがあります。

男性側の主な原因としては、造精機能障害、性感染症、勃起不全や射精障害などが挙げられます。

しかし、それでも原因が特定できず、「原因不明」と診断されるケースも少なくありません。

また、さまざまな生活習慣が男性不妊に関係しているとも言われています。

さらに、35歳を過ぎると、男女ともに加齢の影響で不妊のリスクが高まることが知られています。

原因とは

造精機能障害

精子をつくる機能が低下していることが、男性不妊の約8割を占める原因とされています。

たとえば、精巣静脈瘤など血流の異常が、精子の形成に悪影響を及ぼしていることがあります。

また、精子の数が極端に少ない「乏精子症」や、まったく精子が見られない「無精子症」などの症状もあります。

さらに、十分な精子の数があっても、運動率が低い「精子無力症」と呼ばれる状態も存在します。

精巣静脈瘤

精巣静脈瘤は、男性の約15%に認められると言われております。

さらには男性不妊の原因のうち約40%を占めています。

これは、精巣の静脈に逆流が起こり、静脈の血管が拡張した状態を指します。

このような状態になると、精巣の温度が上昇し、精子の生成に悪影響を及ぼすことがあります。

精巣静脈瘤を治療することで、精子の質の改善が期待できる場合があります。

また、視診によって診断が可能なケースもあります。

乏精子症

乏精子症とは、精子の数が少ない状態を指します。

基準よりやや少ない程度であれば、タイミング法が有効とされることがあります。

しかし、精子の数が極端に少ない場合には、人工授精や体外受精などの治療が必要になることもあります。

無精子症

無精子症とは、射出された精液中に精子が1匹も存在しない状態を指します。

ただし、精巣内に精子が存在している場合には、顕微授精などの不妊治療が可能なこともあります。

精子無力症

精子無力症とは、精子の数は十分にあるものの、運動率が低く、動きが悪い状態を指します。

このような場合でも、人工授精などの不妊治療が可能なこともあります。

 

性感染症

性感染症にかかっていると、不妊の原因になることがあります。

自覚症状が乏しいため、感染に気づかないまま過ごしているケースも少なくありません。

症状がなくても、体内で炎症が起きていると、精子の運動率が低下することがあります。

治療によって炎症が改善されると、精子の状態が健全に近づく可能性があります。

膿精液症

膿精液症とは、前立腺や精嚢の炎症によって、精液中の白血球が増加している状態を指します。

この炎症の影響により、精子の運動率が低下することがあります。

検査とは

男性不妊の原因の中で最も多いのは、精子に関する問題です。そのため、まずは精液検査を受けることがおすすめです。

当院の精液検査は、精液量、精子数、奇形率を手始めに確認したい方向けの検査です。費用は5,500円(税込)、検体提出後2〜3日でWeb結果をご確認いただけます。

一方で、運動率は当院では測定しておらず、妊活全体の方針や女性側を含めた不妊全般の相談までは、この検査だけで完結しません。必要に応じて、不妊専門クリニックでの詳しい評価をご検討ください。

精液検査

精液検査では、精液量、精子数、奇形率の3項目を調べます。

まず大きな異常がないかを見たい、手始めに数値を確認したいという方に向いている検査です。

この検査で分かること この検査だけでは分からないこと
・精液量
・精子濃度
・総精子数
・奇形率(形態)
・運動率
・不妊全般の総合判断
・女性側要因を含めた妊活全体の評価

なお、当院では検査を外部機関に委託しているため、運動率の測定は行っておりません。運動率まで含めて詳しく見たい場合は、不妊専門クリニックでの評価をおすすめします。

精液検査(精液量・精子数・奇形率)の結果の見方を詳しく知りたい方へ

このページは、不妊や妊活を総合的に解説しています。
精液量が少ないと言われた、精子数(濃度と総数)の意味は?奇形率が高いとどう読む?など、精液検査の結果の解釈に特化したページもご用意しています。

精液検査(精液量・精子数・奇形率)の見方|基準値の目安と改善ポイント

※ 再検査の目安や、結果パターン別の次の一手も特化ページにまとめています。

ホルモン検査

ホルモン検査では、不妊に関わる性ホルモンの値を採血で確認します。

ただし、性ホルモン検査は全員にまず必要な検査ではありません。精液所見の異常がある場合、性欲低下や勃起機能の悩みがある場合、無精子症・乏精子症が疑われる場合などに、追加で検討する検査です。

当院では、次の4項目をセットで行っています。

  • プロラクチン
  • LH
  • FSH
  • テストステロン

費用は22,000円(税込)です。

「まず手始めに精液検査だけ受けたい」という方は、精液検査から始めて問題ありません。より詳しい評価やホルモン異常の精査は、不妊専門クリニックでのご相談もご検討ください。

抗精子抗体

精子に対する抗体の有無を、採血によって調べます。

抗体が認められる場合、精子の運動性が低下し、受精の妨げになる可能性があります。

なお、当院では現在、抗精子抗体検査は実施しておりません。

染色体検査

採血により、染色体の異常の有無を調べる検査です。

染色体の異常が見られると、生殖機能に影響を及ぼす場合があります。

なお、当院では現在、染色体を含む遺伝子検査は実施しておりません。

項目 料金 検査 位置づけ
精液検査 5,500円(税込) 精液 まず手始めに確認したい方向け
性ホルモン4種検査セット 22,000円(税込) 血液 必要時に追加で検討する検査

当院の検査が向いている方・専門受診をおすすめする方

当院の検査が向いている方 不妊専門クリニックをおすすめする方
・まず精液量、精子数、奇形率を確認したい方
・2〜3日でWeb結果を確認したい方
・大きな異常がないか手始めに見たい方
・運動率まで含めて詳しく見たい方
・妊活が長引いている方
・女性側も含めて同時に相談したい方
・人工授精・体外受精まで含めて相談したい方

検査方法

精液検査

精液を採取するための専用スピッツ(容器)をお渡しします。

精液量も測定対象となるため、採取前は2〜3日の禁欲期間を設けることをおすすめします。

採取ができましたら、当日中できるだけ早くクリニックへご持参ください。

どうしてもクリニック内で採取をご希望の場合は、お化粧室をご利用いただく形となります。

ご提出後、2〜3日ほどで検査結果が判明します。

結果はWEB上で正常値と比較しながらご確認いただけます。

また、分かりやすいコメントも添えておりますので、参考になさってください。

性ホルモン検査・抗精子抗体検査

いずれの検査も、採血によって行います。

性ホルモン検査の結果は、2〜3日ほどで判明します。

一方、抗精子抗体検査は特殊検査となるため、結果が出るまでに10〜14日程度かかります。

検査結果は、WEB上で正常値と比較しながらご確認いただけます。

また、分かりやすいコメントも添えておりますので、ぜひご参考になさってください。

不妊検査の採血のイメージ像

不妊専門クリニックの受診をおすすめするケース

  • 再検査しても基準から大きく外れる場合
  • 運動率を含めた詳しい評価が必要な場合
  • 妊活が長引いていて、男女ともに総合的な相談が必要な場合
  • 人工授精や体外受精を含めた次の選択肢を考えたい場合

豆知識

「タイミング法」は情報戦

排卵検査薬や超音波で排卵前後を見極めると効率的。性交の頻度やタイミングは数を打つより質を重視。

男性検査は入口が大事

一回の精液検査で判断せず、複数回で確認することがあります。採取前の禁欲期間は守りましょう。

感染症は治してから

性感染症が陽性の時は同時治療や治癒確認を徹底。再感染を防ぐことが近道です。

年齢と期間で戦略変更

35歳を超える・不妊期間が長い・検査で複合要因あり、の場合は次の段階へ早めに進む選択も。

当院の男性不妊検査はまず確認したい方向けです

精液検査は、精液量・精子数・奇形率を手始めに確認したい方に向いています。

一方で、運動率を含めた詳しい評価や、不妊全般のご相談は、不妊専門クリニックの受診をおすすめしています。

よくあるご質問

Q1. いつ受診を考えればよいですか?

A. 一般には、1年妊活しても妊娠に至らない場合が受診の目安です。女性が35歳以上の場合は、6か月を目安に早めの検査をご検討ください。

また、男性側に勃起や射精の悩みがある場合、精液所見の異常を指摘されたことがある場合、性感染症の既往がある場合は、妊活期間にかかわらず早めの受診がおすすめです。

Q2. 最初に何を調べますか?

A. 男性側では、まず精液検査(精液量・精子数・奇形率)を行うのが基本です。

当院では、精液検査を5,500円(税込)で行っており、検体提出後2〜3日でWeb結果をご確認いただけます。

性欲低下、勃起機能の悩み、精液所見の異常などがある場合は、必要に応じて男性ホルモン検査を追加でご案内します。

Q3. 男性側にも不妊の原因はありますか?

A. はい。不妊の原因は女性だけでなく、男性側にも関与があるケースが少なくありません。

そのため、どちらか片方だけでなく、カップルで同時に検査を始めることで、原因の整理がしやすくなります。

Q4. 精液検査の準備はどうすればよいですか?

A. 精液検査では、毎回できるだけ同じ条件で採取することが大切です。

禁欲期間の目安は2〜7日です。短すぎても長すぎても数値がぶれやすくなります。採取した精液は、当日中できるだけ早くご持参ください。

Q5. クラミジアなどの感染と不妊は関係ありますか?

A. はい。クラミジアなどの性感染症は、女性では卵管因子、男性では精路の炎症などを通じて、不妊に関わることがあります。

自覚症状が乏しいこともあるため、心当たりがある場合は早めの検査と治療が大切です。

Q6. できるだけ自然妊娠を目指したいのですが?

A. まずは、精液検査などで大きな異常がないかを整理したうえで、自然妊娠を目指せるかを考えていきます。

ただし、妊活全体の進め方、女性側要因、タイミング法、人工授精、体外受精を含めた相談は、不妊専門クリニックでのご相談をおすすめしています。

Q7. 男性の年齢でも妊孕性に影響はありますか?

A. はい。妊娠には女性年齢だけでなく、男性側の年齢や精液所見、生活習慣も関わります。

妊活が長引く場合は、年齢にかかわらず早めに評価しておくと安心です。

Q8. 生活習慣で気をつけることはありますか?

A. 禁煙、節度ある飲酒、適正体重、十分な睡眠を心がけましょう。

また、発熱、サウナの頻用、過度な飲酒、強いストレスは、一時的に精液所見へ影響することがあります。

Q9. まずは何から始めればよいですか?

A. まずは、妊活期間、性交頻度、既往歴、服薬内容などを整理したうえで、精液検査から始めるのが分かりやすいです。

当院の精液検査は、まず手始めに精液量・精子数・奇形率を確認したい方向けの検査です。

Q10. 二人とも大きな異常がなかった場合はどうなりますか?

A. 検査で大きな異常が見つからない場合でも、原因不明不妊として扱われることがあります。

その場合でも、タイミングの最適化や軽度の治療介入で妊娠に至ることがあります。必要に応じて、不妊専門クリニックで次の段階をご相談ください。

Q11. 紹介状や他院紹介はお願いできますか?

A. はい。より詳しい評価や高度生殖医療が必要と考えられる場合は、連携先や不妊専門クリニックへの受診をご案内します。

ご希望があれば、紹介についてもご相談いただけます。

Q12. 精液検査はいくらですか?

A. 当院の精液検査(精液量・精子数・奇形率)は5,500円(税込)です。

精液をご提出いただいてから、2〜3日でWeb結果をご確認いただけます。

Q13. 男性ホルモン検査は何が分かり、いくらですか?

A. 男性ホルモン検査セットは22,000円(税込)で、プロラクチン、LH、FSH、テストステロンの4項目を測定します。

ただし、性ホルモン検査は全員にまず必要な検査ではありません。精液所見の異常がある場合、性欲低下や勃起機能の悩みがある場合などに、必要に応じて追加で検討する検査です。

Q14. 検査結果はどれくらいで分かりますか?

A. 結果判明の目安は、検体提出後2〜3日程度です。

休診日や混雑状況により前後する場合があります。結果はWebで確認可能です。

Q15. 精液検査で運動率は分かりますか?

A. いいえ。当院の精液検査は外部委託のため、運動率は測定していません

運動率を含めた詳しい評価が必要な場合は、不妊専門クリニックでの受診をおすすめしています。

Q16. 精液はどうやって採取し、どう提出しますか?

A. 採取容器は院内でお渡しします。ご自宅で採取できたら、当日中にできるだけ早くご持参ください。

持参時は、極端な高温や低温を避け、できる範囲で体温に近い状態を保つのが目安です。具体的な手順は受診時にご案内します。

Q17. 男性不妊は何科を受診すればよいですか?

A. 男性不妊では、泌尿器科や男性不妊を扱う医療機関での相談が一般的です。

当院では、まず入口として精液検査をご案内し、必要に応じて次の検査や専門受診先をご案内しています。

Q18. 精液検査だけで男性不妊は分かりますか?

A. 精液検査は、男性不妊の入口として非常に大切な検査です。

ただし、これだけで不妊全体が完結するわけではありません。運動率、女性側要因、治療方針を含めた詳しい相談は、不妊専門クリニックでの受診をおすすめしています。

Q19. 当院の男性不妊検査だけで、不妊の相談まで完結できますか?

A. 当院の精液検査は、手始めに精液量・精子数・奇形率を確認したい方向けの検査です。

一方で、運動率は測定しておらず、不妊全般の総合判断や女性側要因を含めた相談までは、この検査だけで完結しません。運動率を含めた詳しい評価や、不妊全般のご相談は、不妊専門クリニックの受診をおすすめしています。

※ 本ページは一般的な情報提供です。検査内容や評価は状況により変わることがあります。不安がある場合は受診時にご相談ください。
参考:精液検査の見方(基礎):精液検査の見方

(最新の知見に基づく最終更新日:2026年4月3日)

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