バイアグラ
著者:院長 福地裕三(日本泌尿器科学会ガイドライン準拠)
バイアグラは、ED(勃起不全)に使われる代表的なお薬です。
服用しただけで自然に勃起する薬ではなく、性的刺激がある時に勃起を助ける薬として作用します。
まず知っておきたい5つのポイント
- 性行為の約1時間前が基本です
- 食後でも飲めますが、早く効かせたい時は空腹〜軽い食事のほうが向いています
- 脂っこい食事の直後は効き始めが遅れやすくなります
- 1日1回までで、追加服用はしません
- 持病や飲み合わせによって使えない方がいます
このページでは、バイアグラの基本的な効果、飲み方、注意点、料金まで、総論として分かりやすくまとめています。
バイアグラとは
バイアグラは、世界で初めてED(勃起不全)に対して製品化された治療薬です。
有効成分はシルデナフィルで、現在は先発品に加えてジェネリック医薬品も広く使われています。
飲めば自動的に勃起する薬ではなく、性的刺激がある時に、陰茎の血流を改善して勃起を助ける薬と理解すると分かりやすいです。
1998年にアメリカで販売が開始され、翌年の1999年には日本でも発売されました。
その後、2014年に特許期間が満了し、ジェネリック医薬品が登場しました。
バイアグラの作用のしくみ
勃起は、性的な刺激を受けることで陰茎の血管がひらき、そこに血液がたくさん流れ込むことで起こります。 バイアグラ(有効成分:シルデナフィル)は、PDE5という酵素の働きをおさえることで、陰茎の血管をひらきやすくし、勃起を助けるお薬です。
大切なポイントは、バイアグラは性的刺激があるときだけ働く薬 だということです。
性欲そのものを高める薬ではないため、服用しただけで自然に勃起するわけではありません。
バイアグラの飲み方
バイアグラは、通常性行為の約1時間前に服用します。
体質やその日の食事内容で多少前後しますが、最初は約1時間前を基準にすると使いやすいです。
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 服用タイミング | 性行為の約1時間前が基本です |
| 食事との関係 | 食後でも服用できますが、早く効かせたい時は空腹〜軽い食事が向いています |
| 避けたい状況 | 脂っこい食事の直後、飲みすぎた状態、極度の疲労や寝不足 |
| 服用回数 | 1日1回までです |
食後に飲んでも使えますが、高脂肪の食事のあとは効き始めが遅い、効きが弱いと感じることがあります。
また、飲酒により効果が弱まる場合がありますので、過度な飲酒は控えてください。
肝機能障害のある方、重度の腎機能障害のある方は、血中濃度が上がりやすいため、25mgから開始するのが基本です(最終的な用量は医師が判断します)。
ジェネリック医薬品には、水なしで服用できるOD錠(口腔内崩壊錠)タイプもあります。(当院はOD錠の取り扱い有り)
バイアグラの効果と持続時間
バイアグラは、性的刺激がある時に勃起を助ける薬です。
効果の出方には個人差がありますが、一般に服用後30分〜1時間程度で効き始め、作用時間は約4時間前後を目安に考えると分かりやすいです。
- 直前すぎると、まだ十分に吸収されていないことがあります
- 脂っこい食事の直後は、効き始めが遅れることがあります
- 性的刺激がないと、期待した体感が得られにくいです
効かなかったと感じる時も、薬が合わないとは限らず、まずはタイミングや食事条件の見直しで改善することがあります。
料金
| 項目 | 用量 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| バイアグラ | 50mg | 1,500円 |
| バイアグラジェネリック | 50mg | 800円 |
費用を抑えたい方はジェネリックも選択できます。どちらが合うかは、ご希望や使い方に応じてご案内しています。
※ 合計2,000円以上で送料無料、指定住所へ郵送
バイアグラが効きにくい、効かないと感じるとき
バイアグラを飲んでも効きが弱い、思ったほど硬くならない、と感じる場合、以下のような理由が考えられます。
- 食後すぐに服用している
特に脂っこい食事のあとに服用すると、薬の吸収が悪くなり、効果が弱くなることがあります。
できるだけ空腹時、もしくは軽めの食事のあとに、時間をあけて飲むのがおすすめです。 - 服用から性行為までのタイミングが合っていない
効果が出るまでの目安は服用後約60分、作用は2〜3時間ほど続きます。
飲んですぐあるいは何時間も経ってからでは、本来の効果を感じにくいことがあります。 - 性的刺激が十分でない
緊張や不安でリラックスできないと、勃起のスイッチが入りにくくなります。
落ち着ける環境やコミュニケーションも大切です。 - 生活習慣や基礎疾患の影響
喫煙、睡眠不足、肥満、高血圧、糖尿病などは、もともとの血管の状態に影響し、EDの原因になりえます。
必要に応じて、生活習慣や持病のコントロールも一緒に考えていくことが大切です。
まったく効かない、毎回途中で萎えてしまう、といった場合は、他のED治療薬への切り替えや、用量の調整で改善することもあります。
自己判断で薬の量を増やしたりせず、医師にご相談ください。
副作用
主な副作用として、顔のほてり、頭痛、鼻づまり、動悸などがあります。
これは、バイアグラに血管を広げる作用があるためです。
多くは軽く一時的で、薬の効果が切れるにつれて自然に落ち着くことがほとんどです。
このような時は受診してください
- 胸の痛み、強い息苦しさ
- 4時間以上続く勃起
- 急な視力低下、急な聴力低下
- 強いめまい、失神しそうな感じ
併用禁忌・注意が必要な方
絶対に併用できない薬
- 硝酸薬・NO供与剤(ニトログリセリンなど)
- リオシグアト(アデムパス)
- アミオダロン塩酸塩(アンカロン:経口)
事前に相談が必要な方
- 最近の心筋梗塞、脳梗塞がある方
- 重い心臓病がある方
- 低血圧やコントロール不良の高血圧がある方
- 重い肝機能・腎機能障害がある方
- 他に内服中のお薬がある方
安全に使えるかは、持病や飲み合わせの確認がとても重要です。初回は特に、自己判断で使用せず診察で確認するのが安心です。
バイアグラと他のED薬(レビトラ・シアリス)の違い
ED治療薬には、主に以下の3種類があります。
- バイアグラ(シルデナフィル)
しっかりとした効果を実感しやすい、最も有名なED治療薬です。
効果発現までの目安:服用後約60分
作用時間:2〜3時間程度(個人差あり)
食事(特に脂っこい食事)の影響を受けやすい特徴があります。 - レビトラ(バルデナフィル)
効果の出始めが比較的早く、バイアグラと同じくしっかり効いてほしい方向けのお薬です。
食事の影響はバイアグラより少ないと言われています(ただし全く影響がないわけではありません)。 - シアリス(タダラフィル)
作用時間が長く、週末薬と呼ばれることもあります。
自然なタイミングでの性行為を希望される方に向いています。
どの薬が合うかは、年齢、生活スタイル、持病、ご希望 などによって変わります。
当院では、診察時にそれぞれの特徴をご説明し、患者様ごとに合ったお薬選びを一緒に考えます。
当院でのバイアグラ処方の流れ
当院では、対面診療とオンライン診療のどちらでも バイアグラのご相談が可能です。
- 事前Web問診のご入力(任意)
ご来院前に「事前Web問診」から簡単な質問にお答えいただくと、当日のご案内がスムーズになります。 - ご来院や受付
新橋駅から徒歩2分、SL広場から徒歩1分の立地です。
プライバシーに配慮した院内で、周りを気にせずご相談いただけます。 - 医師による診察(問診や血圧測定など)
勃起の状態やお悩み、持病や内服薬について確認します。
心臓病や服用中のお薬によっては、バイアグラ以外の方法をご提案することもあります。 - お薬のご説明や処方
効果の出方や副作用、注意点を丁寧にご説明します。
院内でお薬をお渡しするか、オンライン診療の場合はご自宅などへの配送となります。
送料無料での郵送も可能です。
まずは話だけ聞きたい、一度試してみたいという方も、お気軽にご相談ください。
バイアグラを検討している方へ
初めての方は、持病や飲み合わせも含めて診察で安全確認のうえご案内しています。
よくあるご質問
Q. バイアグラはいつ飲めばいいですか?
A. バイアグラは、性行為の約1時間前を目安に服用するのが基本です。体質やその日の食事状況で前後しますが、最初は約1時間前を基準にすると使いやすいです。
Q. バイアグラの効果はどれくらい続きますか?
A. 個人差はありますが、服用後30分〜1時間ほどで効き始め、作用時間は約4時間前後をひとつの目安に考えると分かりやすいです。体質やその日の体調、飲酒量などでも体感は変わります。
Q. バイアグラは食後に飲んでも大丈夫ですか?
A. はい、食後でも服用できます。ただし、脂っこい食事の直後は効き始めが遅れたり、効きが弱いと感じたりすることがあります。早く効かせたい時は、空腹〜軽い食事の状態で服用するのがおすすめです。
Q. バイアグラはお酒と一緒でも使えますか?
A. 少量であれば大きな問題にならないこともありますが、飲みすぎると勃起しにくくなったり、ふらつき、頭痛などが出やすくなることがあります。特に初回〜数回は、飲酒を控えめにして薬の効き方をつかむのがおすすめです。
Q. 初めてはバイアグラ25mgと50mgのどちらがよいですか?
A. 一般的には25〜50mgが用いられ、初回は効き方と副作用の出方を見ながら調整します。65歳以上の方、肝機能や腎機能に不安がある方、併用薬が多い方などは25mgから開始することがあります。自己判断での増量は避け、医師に相談するのが安全です。
Q. バイアグラとジェネリックの違いは何ですか?
A. バイアグラの有効成分はシルデナフィルで、ジェネリック医薬品も同じ有効成分を含みます。効果や安全性は原則として同等と考えられており、違いは主に製造メーカー、剤形、価格などです。当院ではバイアグラ50mgとジェネリック50mgの両方をご案内しています。
Q. オンライン診療でもバイアグラの相談はできますか?
A. はい。当院ではオンライン診療に対応しており、全国からEDの相談が可能です。問診内容をもとに医師が処方可否を判断し、適切と判断された場合は指定住所へお薬を郵送します。
Q. バイアグラと併用できない薬はありますか?
A. あります。代表的には、硝酸薬(ニトログリセリンなど)やNO供与剤、肺高血圧症治療薬のリオシグアト(アデムパス)、アミオダロン塩酸塩(アンカロン:経口)などは併用禁忌です。重い低血圧などのリスクがあるため、服用中のお薬がある方は必ず申告し、お薬手帳でも確認してください。
Q. バイアグラが効かないときはどうしたらよいですか?
A. まずは、食後すぐ、特に脂っこい食事のあとに飲んでいないか、タイミングが近すぎたり早すぎたりしていないか、飲酒量が多くないか、緊張や焦り、疲労や寝不足が強くないかを見直します。それでも改善しない場合は、用量の再評価、他のPDE5阻害薬への変更、EDの原因確認が必要になることがあります。自己判断での追加服用や増量は避けてください。
Q. バイアグラは毎日飲んでもいいですか?
A. バイアグラ(シルデナフィル)は基本的に必要な時に服用するお薬です。1日1回までとし、次の服用は24時間以上あけてください。自己判断での連日使用や回数増加は副作用リスクを高める可能性があるため、頻度が増える場合は医師に相談するのが安心です。
Q. ネット通販や個人輸入のバイアグラは安全ですか?
A. 推奨できません。未承認品や偽造品が混じるリスクがあり、成分量のばらつきや有害物質混入による健康被害につながる可能性があります。安全性を重視するなら、医療機関で診察のうえ正規流通品または医師管理下の医薬品を処方してもらう方法がおすすめです。
注意事項
未承認医薬品等:本診療科目に用いる一部の薬剤は、国内未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※ 当ページでご案内しているバイアグラ(シルデナフィル)は、国内で承認されている処方薬です。処方の可否は、問診・既往歴・併用薬の確認のうえで判断します。
入手経路等:当クリニックが本治療に用いる海外製の医薬品やワクチン等は厚生局の正式なプロセスを経て、クリニック所属の医師の判断の下、個人輸入をしたものになります。
国内の承認医薬品等の有無:国内でも同一の成分を含む医薬品は厚生労働省により承認されていますが、当院では主に価格や入手の安定性を考慮して、患者様にご説明の上で海外製品を処方する場合がございます。
諸外国における安全性等に係る情報:諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。
(最新の知見に基づく最終更新日:2026年4月27日)

